B級生活のススメ
ここでは僕の大好きなB級生活のあれこれをB級グルメを中心に紹介していきます。
「B級生活」とはこんな感じのことです。
●お金を使わずに愉しむ
●「ええかっこ」しない
●ごちゃごちゃっとした感じが好き
●快楽主義的
●こだわりすぎない
ではみんなでこのB級生活ネットワークを広げていきましょう!どんどん意見、投稿してね。
【とくちゃん】飲み屋
箕面にある。「B級」としてはちょっと予算が多いかもしれん(そこそこ飲んでひとり3,000円くらいか)。僕は食べ物屋の外見を見て「はずさない」ことが自慢のひとつなのだが、ここもまさしくはずさなかった、というか大当たりの店だった。これまでの人生でもっとも満足度の高い飲み屋だと言っても過言ではない。
売りモンは仙台の牛タン焼き。これにキャベツをゆでたんと白ネギ、にんにくが添えられて出てくる。これにかかっているタレが旨い。他にもいろんなメニューがあるが、どれも旨い。僕が行くときは牛タン、生レバーと旬にはだだちゃ豆(これも仙台の名物らしい。いわゆる枝豆なのだが味が濃い)を必ず注文し、最後は麦飯とテールスープで締める。
さて、この店は大繁盛して去年から支店を出し始めた。池田の駅前に出したと思ったら、次には梅田にも出した(新梅田食堂街の2階。JRの高架下にあるごちゃごちゃしたところ)。あんまり調子に乗ってたらあかんような気がするなあ、と思いつつ、梅田店に偵察に行くことにした。
結果は「味は大丈夫。でも流行りすぎて料理が出てくるのが遅すぎる」であった。しびれを切らして途中で店を出たくらい。店主に「厨房を考え直さなあかんで」と言ったのはファンとして当然。
ということで、梅田店に行くのは要注意。やはりまずは箕面店(本店)に行くべし。梅田店の今後についてはオーナーに意見を言いにいく予定。(2003.01.13)
【生ビール】B級論
みなさんは店で出てくる生ビールの味に大きな違いがあるのに気づいてる?
結論から言うと「キリン」が安定して旨い。サントリーのモルツも合格。アサヒはバラツキが非常に激しく、僕は飛び込みでアサヒの店に入らないこともしばしばある。アサヒでまずいのは「辛い」ということ。スーパードライの売りは「辛い」ことなのはよーくわかってるけど、変な辛さはいらん。シロウトが市販キットでつくるビールの味がする。いろいろ聞いてみるとサーバーをどれだけ頻繁に洗浄するかにかかってるらしい。洗浄しないと微生物の繁殖バランスが悪くなって発酵が変になるみたい。キリンは「なんちゃら制度(名前忘れた)」で生ビールを提供するプロの教育機関が充実している。僕の友達に最近アサヒに行ったヤツがいて、そいつに「アサヒもそのへんがんばるように」と言っておいたので、今後に期待したい。(2003.01.13)
【にんにく鍋】オリジナルB級料理
ぼくは料理をよくする。週末だけではなく、平日もよくする。なのでそのへんの「男の料理」だと思ってもらっては困る。ほんとは困らないけど。
この冬に発見したのがこのにんにく鍋。ある新年会でつくったら大好評で、自信を深めた。ふつうの鍋の材料以外で用意しないといけないのは「にんにく」と「中華だし(ウェイパなど)」。食材で欠かせないのが「ニラ」と「うす揚げ」、そして「鶏のミンチボール」。
まずはミンチボールをつくる。鶏ミンチににんにく(1片くらい)のみじん切りと、塩、醤油、片栗粉を少し入れてこねる。ここにニラかネギのみじん切りを入れるもよし。
水にこのミンチボールとにんにくのみじん切りを入れ(1片くらい)、煮立てる。これがスープの素となる。煮立ったら普通のお鍋のように具材をどんどん入れる。味見をして適当に中華だしや胡椒を入れる。胡椒はポイントかもしれない。最後にニラ、うす揚げを入れて完成。
簡単でめちゃくちゃ旨い!締めはラーメンでも雑炊でもよし。でもやっぱり雑炊かなあ。つい2日ほど前の雑炊には涙が出そうになった。ネギはどっちでもいいけど溶き卵と海苔は忘れないでね。(2001.01.13)
【関西B級グルメカレンダー】番外自慢
僕の連れ合いの会社では毎年文化祭がある。1等賞の副賞の1万円商品券に目がくらんで何年か前に僕がつくって出展したのがこの「関西B級グルメカレンダー」。1週間ほど会社に展示されるのだが、掲示したときから話題騒然になり、カラーコピーさせてほしいという人が列をなした(らしい)。ちゃんと季節に合う食べ物を12種類選んで(たとえば夏はタコスとかカレーとか)お薦めの店を選び、食べ物の絵を描き、地図とコメントを添えた。もちろん1万円はゲット。
B級生活およびグルメの感覚では常に意見が一致する中村茂史くんにも見せたが、「これ売れるんとちゃう」とお褒めいただいた。このページにアップしてもいいけど、やはり現物を見てほしい。自慢ついでに言うと、これを一晩でつくったのは自分でもエライと思う。
今年は続編の「関西B級グルメかるた」をつくろうかと考えている。が、枚数が多く、言葉を考えるのがめんどくさい。誰か言葉を考えて送ってくだされ。絵は描くし。(2003.01.13)
【蕎麦】B級論
うどんはB級なのだが、蕎麦は微妙な位置にある。食べる人のノリの多くはB級的なのに、つくる側(店側)はA級を目指しているところが多い。東京が蕎麦、大阪がうどんというのにどうも関係がありそう。オトーサンが休日蕎麦を打つ、というのは決してB級的ではない。ベタな旨い蕎麦屋がもっと増えてほしい。旨い蕎麦は講釈なしに旨いんだからさ。
(2003.01.15)
【ラーメン】B級論
ついでに書くと、ラーメンが加速度的にA級化に向かっている。これは非常に寂しい。僕は「イカニモ派」ラーメン店には決して入らないことにしている。いくらメディアに取り上げられ、「旨そう」と思っても、である。「イカニモ派ラーメン店」の特徴は、店の看板が墨字ヘタウマ風に書いてあるところ。「イカニモ」はB級の最大の敵かもしれない(少なくとも伝統のあるA級よりは圧倒的に敵である)。ラーメンのお薦め店はそのうち紹介するし、ぜひみなさんも紹介してほしい。
(2003.01.15)
【丸玉食堂】台湾料理
いきなりのエース登場である。メディアでも紹介されているので知っている人も多いだろう。「B級度の最も高い店は?」と聞かれたら、迷いなく「丸玉食堂!」と答えるし、ニュースステイションの最後の晩餐コーナーに呼ばれたらやはり「丸玉食堂で」と答える。場所は元町駅を降りて高架の南側を西に進めばすぐわかる。ひとつ支店もあるが、それは元町店に行って聞いてほしい。支店のほうはおばちゃんが怖いので要注意。僕はお友達になれるけど。
元町から西はなかなかディープでお気に入りのエリアである。新開地で降りて商店街を北に進み、商店街を抜けたらさらに北上して温泉に入り、夕食を丸玉食堂でという散歩はほとんど完璧(男だけの散歩なら、福原は無視すること。温泉の快感が得られなくなる)。途中にもたくさん立ち寄りたい店がある。温泉については各自で調べたし。渋いよー(温泉はごく近所に2つあって、ひとつはめちゃくちゃ熱い)。(2003.01.15)
【商店街と温泉】B級論
B級的なものに話が合う人は商店街と温泉(銭湯)の好きな人が多い。なるほどという気もするが、なんでかなあ、という気もする。僕は知らない町に行くと必ず商店街を探して歩く。そんな散歩中に銭湯があったりすると無性に入りたくなる。僕が「いまいちばんやりたいことは?」と聞かれたら「商店街おこし」である。でも商店街の味わいは戦略的ではなく歴史によってつくられたものであり、僕の好きな商店街を僕はつくることができない。「イカニモ」にも通じるのだろうが、時間を経たこだわらない味わいがB級の本質なのかもしれない。(2003.01.29)
【○○○温泉】温泉
かなりいろんな温泉に入ってきたが、現在もっともお薦めしたいのが○○○温泉である。数年前に奇跡的に発見し、中村茂史氏とはじめて一緒に行った。もちろんガイドブックにも地図にも載ってない。仕事にほとんどストレスがない僕でもごくたまに「ふわーっ」としたいときがある。そんなときはこの温泉に入りに行く。この前行ったときにはおっちゃんが入っていて40分くらいで出ようとしたら「この温泉は2時間くらい入らんとよさがわからんのや馬鹿もん!」と説教された。ちんちん丸出しの人に説教されたのは生まれて初めてである。平日の昼間ならほとんど誰もいないが、そういうおっちゃんが常連の温泉。
名前は出さない。ヒントは「屋根の温泉マーク」「池田から北北西へ車で30分」「○にはすべて漢字が入る」。これだけの情報で本気になって探しにいこうと思うアナタは相当に馬鹿もんである。(2003.01.29)
【豆腐どんぶり】オリジナルB級料理
この料理(?)に話が通じる人間がいるとは思わなかった。去年大学時代の友人と会う機会があり、料理の話で盛り上がったとき「豆腐どんぶりが旨い」と言ったらその友人の目が点になった。もちろんB級的共感の究極的な感情表現である。そこそこ旨い豆腐を用意する。そこそこ旨い炊きたてご飯を用意する。そこそこ旨い醤油を用意する。ご飯に豆腐を載せ、醤油をかけて出来上がり。かき混ぜて食べる。「そこそこ+そこそこ=めちゃ旨い」という組み合わせの妙を実感できる料理である。もし加えるとしても「とんぶり」くらいにとどめておこう。
「おいおい。冷奴とご飯を食べる、というのをどんぶり化しただけじゃないか」と突っ込んだ人には、B級的素養はあるがまだまだ甘いと言っておこう。吉野家で「牛皿+ご飯」より牛丼を食べる人が圧倒的に多いという現実を考察するように。(2003.01.29)
【あじひろ】お好み焼き屋
お好み焼きは自分でつくっても相当にうまいので最近は外でお好み焼きを食べる機会はほとんどない。でもこの店には行きたい。
そもそもお好み焼きというのは味に限界がある。つまりどうやってもある一定以上の旨さを得ることができない。そこそこ旨いし大好きな食べ物のひとつだが、その程度ものであるとも言える。空堀商店街にあるイセエビを入れたりピザ風のお好み焼きを出す店とか、おそらく大阪でいちばん有名な「きじ」とか、日本一を標榜する天神橋筋商店街にある店とかでも「旨い」とは思うが、これだったら自分でつくるわい、と思ってしまう。
さてこの店は西京極にある。たまたま昔近所に住んでいて入ったら「これは自分ではできない」と思ってしまった。その後この店の近くで仕事をしている高校時代の友達と会ってこの店の話をしたら「食べたいときには部下を並ばせる」と言っていた。どうやら僕が通っていた頃よりも相当にメジャーになっているようだ。でもまだメディアには紹介されていないと思う。西京極の公団の団地の東側を目指せばすぐわかるはず。(2003.02.01)
【お好み焼き】つくるポイント
お好み焼きをおいしくつくる最大のポイントは「生地を寝かしておく」ということである。たまたまそうしておいてつくったらうまく行って気がついた。料理番組でもこのことが紹介されていた。ついでに言うと、生地は「ちょっとゆるいかな」という感じがちょうどよい。さらに言うとあまり生地をたくさん入れないほうが「ほっこり」としたお好み焼きができる。(2003.02.01)
【ねぎ焼き】おいしいよ
家でお好み焼きをつくる大阪人は多いが、ねぎ焼きをつくる人は多くないようである。うちでは必ず「お好み焼き→ねぎ焼き→お好み焼き」という順番でつくる。醤油とレモン汁で仕上げるのだが、香ばしくて旨い。最後のお好み焼きが新鮮に感じるというメリットもある。ぜひチャレンジしてほしい。(2003.02.01)
【インディアンカレー】カレー屋
僕の姉がこの店でバイトをしていて、そのときに連れていってもらった。もう30年前ほどのことである。それ以来、僕はこの店に通い続けている。大阪府下にカレー屋が何軒あるのか知らないが、この店がいちばん儲かっていると思う。
ここのカレーは辛い。桂ざこばだったと思うが、彼が弟子を取るときにここのカレーを水を飲まずに食べ切れることを条件にしていたらしい。でも普通の辛さとちょっと違う。若かりし頃(B級生活に目覚めていなかった頃)、スパイスをたくさん買ってきてこの味に挑戦してみたがどうやってもうまくいかなかった。
店は3軒くらいあるみたいだが、僕は姉がバイトをしていた阪急三番街の店に行く。昼めし時に行けば「いちばん儲かっている」という意見に納得するだろう。とにかく回転がものすごい。(2003.02.03)
【プレイガイドジャーナル】情報誌
このイベント情報誌を知っている人は少なくとも35歳以上だろう。僕は中学生の頃から関西フォークに傾倒し、中川イサトを師匠と仰ぎ、有山じゅんじを目標として青春時代を過ごした。高校生の頃は授業が終わるとライブハウスに直行することもしばしばだった。そんな頃いつも携帯していたのがこの「プレイガイドジャーナル」である。この言葉をこうして書いているだけで何か甘酸っぱいものがこみ上げてくる。
「プガジャ」と呼ばれたこの情報誌はベタベタの関西ノリだった。いしいひさいちの「バイトくん」、中島らもの「かねてつCM」が連載されていた。いまやどちらも伝説である。プガジャはエルマガジンの発刊直後に消えた。まだエルマガは少しだけ関西ノリの臭いが残っていたが、関西ウォーカーの出現によって関西の情報誌は完璧に関西の臭いを消した。関西の情報誌ではなく、関西にある情報誌へと変貌したのである。(2003.02.03)
【ごめんなさい】
仕事が溢れてパニックになり、ひどい風邪を引き、などなどでここ2ヶ月ほどまったくHPに手がつけられない状況であった。ちょっとだけ余裕が出てきたのでようやくこうして書いている。仕事関連ではなく、ここから手をつけたところをホメていただきたい。で、この2ヶ月間に感じたことは「B級生活には余裕が必要」ということである。仕事量が減る予定はないのでさらに仕事のスピードアップなどを図り、B級生活に戻るべくいろいろ作戦を練っているところ。この間のB級関連ニュースといえば「中島らも逮捕」か。作品に活かしてもらえればファンとしてはOKという感じ。(2003.04.14)
【保育園のママさんたち】すごい
忙しいと言いながらも、保育園のママさんたちとはある一定の頻度で飲み会をしている。いまや飲む機会の90%くらいはこれである。彼女らは「忙しい」なんてことは許してくれない、というか意に介してくれない。いくら「いまめちゃくくちゃ忙しいねん」と言っても、返す言葉が「今度の土曜日に○○ちゃんの家でいつものメンバーで集まるでえ」というような感じ。参加しないと、すぐに次の企画が持ち上がって連絡が来る。こう書けば「モテてる」と思われるかもしれないが、違う。単に僕がいたほうがおもろいからである(そもそもいつも連れ合いと一緒に参加している)。
話の内容はスゴイの一言。下ネタ爆発の連続でガハハハ、かと思えば、「右翼と左翼って何?」なんてことを言う。シングルマザーが結構たくさんいるが、彼女らは自分たちの家族を母子家庭から「ボッシー」と呼ぶ。このセンスは真似できない。そして彼女らはB級生活を満喫し、その情報に貪欲である。突然電話がかかってきて「いま○○にいるんやけど、どっかいい店知らん?」と聞いてきたりするのだ。(2003.04.14)
【秘密の温泉がわかりやすくなった】
もう1年以上追加していないんだなあ。とくに今年に入ってからは原稿書きでどうしようもない状態だった。ようやくボチボチ余裕が出てきたところ。さて、前にご紹介した○○○温泉だが、久しぶりに行ってみたら、途中の道に看板が出ていてすごくわかりやすくなってしまった。ちょっとさみしいけど、みなさんには朗報。まあ看板といっても手書きのしぶい看板なので見落とす可能性が高く要注意。176号線を北上して一庫ダムのほうに向かい、トンネルを越えたところに看板はあったと思う。ダム湖が切れたら左側に注目して進むべし。500円で至福の時間が過ごせる。(2004.06.18)
【韓国を味わうならここ】商店街
大阪の商店街はすべて網羅したと思っていたが甘かった。鶴橋の商店街もお気に入りだが、そこから少し足をのばせば本格的な韓国人街がある(御幸通商店街)。韓国語と日本語が半々くらいで飛び交う町。いやーおもしろかった。目指すは写真にある門だ。(2004.06.18)
【なんでや!】意味のない情報
僕が一番気に入っていたラーメン屋は京都の十条にあった。「あった」ということは今はないということ。今年の2月くらいだったか京都に行く機会があったので「久しぶりに食べれる」とウキウキ気分で行ってみたら、有名なラーメンチェーン店に改装している真っ最中だった。相当にショックだった。結構流行っていたのになぜこうなったんだろう。こういう時代になっていくのは本当に寂しい。(2004.06.18)
【ドカンとうまいつまみ】オススメB級本
小林カツ代さんという人は知っているだろう。その息子である小林ケンタロウが書いた料理本がこれ。近所の図書館に行くと必ず料理本を立ち読みするのでかなりの数の料理本を見ていると思うのだが、こんなに共感した本はない。
料理というかつまみに対する彼の間合い、味付けの好み、料理法の工夫などのすべてがもう100%僕と一緒なのだ。きっといつか彼と一緒に酒を飲みながら料理をつくることになるだろう。この手の予感は必ず当たる。(2004.06.18)
【B級かどうかは微妙だけど】青春の蕎麦ギター物語なのだ
蕎麦は大好きなので全国で食べているけど、いまのところのベストワンはこの「かねい」の蕎麦である。ここの主人は僕の中学校時代の後輩で、僕は彼に関西生ギター系ミュージックのおもしろさを伝えた師匠なのである。彼は名古屋でリクルートに勤務していたが、そこで働きながら蕎麦の修行をし、関西に帰って蕎麦屋をしようと考えていた。そんなある日彼は「チルチンびと」という雑誌を手にした。店は古い民家を改造したものにしようと考えていたからだ。そしてそこには偶然僕が文章を書いていた。彼は出版社に連絡を取り、僕の連絡先を聞き、電話をかけてきた。「野池さん、民家の情報を持ってませんか?改造するときには協力してくださいね」という内容だった。彼と話をするのは20数年ぶりだった。彼は京都の古い町屋を自力で見つけ、改造が始まった。シロアリ駆除をし、ベンガラを塗り、床下に炭を入れた。おもしろい工務店の兄ちゃんたちと一緒の仕事で本当におもしろかった。そしていつの間にかこの「かねい」は頻繁にメディアに取り上げられ、京都でもっとも有名な蕎麦屋のひとつになり、マトモな時間に行ったら並ばないといけないような状況になった。ギターの師匠として「ヘンにA級な蕎麦屋にはなるな」と彼に注意しているのは言うまでもない。有名な鞍馬温泉から鞍馬口通りを東にちょっと行ったところにある。ぜひ冷たい蕎麦を食べてみて。上品で本当に旨いから。でも、もし中途半端なA級になっていたならご一報を。(2004.06.18)
【有山さん】聴いてほしい
有山さん(有山じゅんじ)はやっぱり僕がいちばん好きなミュージシャンだ。上田正樹との「ぼちぼちいこか」はいまだに一番好きなアルバムだし。もうだいぶ前になくなった難波にあった「ディラン」というライブハウスで初めて生を見たときはまだ有山さんは20歳になっていなかったと思う。よくディランで司会をしていた福岡風太って知ってるかなあ?春一番コンサートって知ってるかなあ?僕がいちばん好きな有山さんの曲は「今夜は柿色の月が」。デビューアルバムの「ありのままじゅんじ」に収録されている(CDも出てるけど入手にしくいかもしれん)。そして実は僕は30歳くらいのとき、有山さんのギター教室に通っていたのだ。予習復習をしてこない劣等生だったんだけれど、なぜかよく覚えてくれていて、何年かあとに中央本線の特急に乗っていて偶然会ったときにも(憂歌団の木村くんと一緒だった)向こうから声をかけてくれた。またライブに行きたいなあ、新しいアルバムも出たみたいだし。そのへんは次のHPを参照してね。(2004.06.21)有山さんの活動HP
【BRUCE COCKBURN】泣いたのは最初で最後
これまでの人生において、初めて聴いた音楽で泣いたのはこの人の歌が最初で最後。その歌は「ONE DAY I WALK」。収録アルバムは「HIGH WINDS WHITE SKY」。彼はカナダのミュージシャン。この人の曲の透明感はカナダ人じゃないと出せないのかもしれない。一度日本にも来たことがあり、そのときの会場(ミナミの教会だった)のトイレで並んでおしっこをしたのを覚えている。この人を知ったのは中川イサトさんの本。中川イサトさんと言えば、いまやソロ生ギターミュージシャンとしてめっちゃ有名な押尾コータローの師匠にあたる。いやはやしかし、こういうことを書き出すと止まらないなあ。いっくらでも思い出がある。(2004.06.21)
【どこにも書いてないチャーハンの作り方のポイント】ほんとにうまくいくんだから
初心者のために一応基本から。人数分の卵、適当な肉類(理想は旨い焼き豚)、適当な野菜(ほんとに何でもいい。でもニンニクは入れたいところ)を用意しましょう。調味料はごま油、塩、胡椒、醤油。フライパンにごま油を引き、肉類と野菜を炒め、出来たものは皿に入れておく(洗いものを少なくするには盛り付ける皿に入れるとよい)。洗ったフライパンか別のフライパンにごま油を入れて熱し、卵を入れ、すぐにご飯を入れる(炊きたてでも大丈夫)。卵とご飯を一生懸命かき混ぜるんだけど、ここからが最大のポイント。かき混ぜていくとご飯や卵がフライパンにくっついてしまう。これを放っておくと決してパラパラのチャーハンにはならない。だから一生懸命ヘラでその焦げみたいなものをこすり落としていく。それがうまくいくとあーら不思議。そのあとは決してご飯も卵もフライパンにはくっつかないのであります。そうなるとこっちのもの。混ざった「ご飯+卵」をフライパンにヘラで押さえながら焼き付けるようにして料理していく。これがまさしく焼き飯なのです。その後は適当なタイミングで肉と野菜を混ぜ入れ、塩、胡椒を振り、最後に醤油をたらして出来上がり。腰のある旨いお米を使えば完璧。ニンニクチャーハンにしようと思ったら、ニンニクだけを油で揚げて、それを取り出しておき、その油を「卵+ご飯」を入れるときに使う。もちろん最後にはそのニンニクも混ぜる。最大のポイントである焦げをそぎ取るコツをつかめば、あなたはもうチャーハンづくりの名人になります。(2004.06.22)
【簡単料理シリーズ①】お待たせしました!?
このページのファンの方々、大変お待たせいたしました。もう更新はないとみて、チェックしてくれていないかもしれず、これを読むのは2010年くらいかもしれませんね。
さて、復活記念として簡単料理シリーズと行きましょう。まずは「スパゲティソース」編。独身男性の方々やお忙しい主婦の方に超お勧め。
スパゲティソースはスパゲティのためだけにあるものではありません。メーカーはそのつもりかもしれないけど、これだけ様々な種類の完成型ソースがお手軽に手に入ることを利用しない手はありません。
僕がいちばん利用するのはタラコとかメンタイコのソース。これには乾燥タイプと練りタイプがあるけど、圧倒的に練りタイプがお勧め。イチョウ切りにしたジャガイモをゆでて、そこにこのソースを混ぜるだけでめちゃくちゃ美味しいビールやワインのつまみになる(オリーブオイルを加えればさらによし)。ノリもついていたりするので便利。トマト系のソースはオムライスのソースなんかにそのまま使えるし、アンチョビ系のソースはピザ生地(これも安くで売っている)に載せて、チーズを散らしてオーブントースターで焼けばこれまたとっても美味しい。カルボナーラなどのホワイトソース系はグラタンに使える(少しだけ牛乳を加えたほうがいいけど)。マカロニをゆでるのは面倒なので、僕はいつもライスグラタンにしている。早速やってみよう!(2005.10.26)
【簡単料理シリーズ②】フツーの餃子
ウマイ外食の餃子もたくさんあるけど、家でつくる餃子はやっぱりウマイ。月に1回はつくる。
用意する食材は「合い挽きミンチ」「白菜」「椎茸」「にら」「にんにく」「市販の餃子の皮」。調味料は「塩」「醤油」「片栗粉」「ごま油」。食材をみじん切りにして(にんにくは面倒なのでおろし金でおろせばよい)、塩、醤油、胡麻油、片栗粉を適当に入れて混ぜる(胡麻油がポイント)。あとはこれを皮に包んで焼くだけ。
焼くときのポイントは水の量と胡麻油。水の量は何回かやればつかめるはず。胡麻油は最初にも使うんだけど、最後にも使う。つまり「もう水もなくなってだいたい焼けたかな」というタイミングで全体に垂らして焼き目をカリっとさせるわけですね。僕の場合の所要時間は40個包むまでで20分くらい。想像よりもずっと簡単だし、焼き加減さえうまく行けば、食材のバランスとか味付けによる味のバラツキは非常に少ない。(2005.10.26)
【簡単料理シリーズ③】タコス
ちょっと旬の季節は過ぎたけど、ぜひ来年の夏はやってください。というタコス。
タコスはキットで売っている。これとレタスとトマトと合い挽きミンチとチーズさえあればOK。
安いし、簡単だし(所要時間20分)、栄養のバランスもいいし、もちろんウマイ。テキーラを飲めばもう気分はメキシコ。(2005.10.26)
【簡単料理シリーズ④】青菜炒め
チンゲンサイでもほうれん草でも何でもいい。青菜を買ってきましょう(いちばんウマイのはターツアイだと思うけど)。ウェイパ(小さいスプーンに一杯くらい)をお湯に溶かしておき、水溶き片栗粉を用意する。フライパンに胡麻油を引いて、青菜を入れ、水(うーん、普通のコップの5分の1くらいかな)とウェイパを入れて蓋をする。青菜がちょっとだけしなっとなってきたタイミングで水溶き片栗粉を入れ、かき混ぜてもう出来上がり。いくらでも食べれる。ご飯にもめちゃくちゃ合う。所要時間10分。(2005.10.26)
【ああまた食べたい】焼肉屋
久々の追加。先日博多に行った折、そちらの友人に連れてもらった焼肉屋。その名も「玄風館」。今日でまだ3日しか経っていないのに「ああまた食べたい」という信号が舌と口から発せられている。前日にちょっと食べすぎ飲みすぎだったのがめちゃくちゃ残念。今度は体調をしっかり整えていくぞー。店構え、店の雰囲気、店員の風情など、B級の王道を行く。博多方面に行くときにはぜひ。グーグルで「玄風館」と探せばすぐに出てくる。店の雰囲気とはうって変わったオシャレなホームページでありますが。(2006.04.11)